10月 02 2011

・・・苦手、を考える。

大学二回生のころ、写真を撮影に行くときにはとりあえず大阪南港に出かけていた。

今のような高層ビルは無く、コンテナヤードが広がっていて当時ニュートラムの終点の中ふ頭駅周辺を何やらごそごそと散策していた。

その頃フジフイルムのプロビア・ベルビアが発売されたころで

「岩宮武二」先生が「アブストラクト」というタイトルの作品を発表された時期でもあり

とくに影響を受けたわけでもなかったのですが

山積みになっているコンテナの錆び・汚れ・傷・水に浮かぶ油が主な被写体でした。

今となれば当時の自分は意味のわからないゴチャゴチャしたものを撮影して自分の気持ちを濁していたように思う。

・・・いい言葉を頂いた「マンネリズム」に陥らないために自分の「苦手・好みでないも」のに挑戦して自分の殻に亀裂をいれ慣例になっている意識を壊す。・・・後略・・・。

今からでも遅く無いと思えれば、まだやれることはたくさんあるものです。

・・・苦手なもの・今まで避けていたことを考えてみることにしよう。

 

 

7月 07 2011

地デジ対応が・・・、

銀塩写真メインの作品づくりからデジタル写真に切り替えて8年。

写真活動をしていく中で自然な成り行きでのアナログからデジタルへの移行でした。

個人的には、銀塩モノクロ大好きのある意味「暗室お宅」みたいなところがあって、液温計・メスカップ・ストップウォッチが必需品。

ストップウォッチなんて「時計」代わりに、毎日首にぶらさげていました。

デジタルカメラでピンホール写真を撮影しているのも自分の中のアナログな部分がそうさせているのかも。

大きなフォーマットのシャープなピンホールもいいけど小さなフォーマットで拡大プリントするファジーな表現のほうがより私的でいい感じなのです。

ピントが合っていなのではなくて、ファジーなだけで、これでピントは合っているんです。

いよいよ地デジ対応が深刻になってきました。

・・・、家族の住む家は少し前に対応しましたが、事務所のほうはまだ・・・。

とりあえずこのままにしておいて、どうしてもテレビがないと困るようなら考えてみようかな・・・。

テレビ無いほうが仕事に集中できるし・・・。

バラエティーには同じ人ばかりがテレビに出てるし

ニュースでは毎日同じことしか報道してないし

・・・でも「ちちんぷいぷい」「となりの人間国宝さん」「シットコ」(関西ローカル)が見れないのは・・・。

どんなもんか。

5月 31 2011

28年ぶりに・・・。

山口県は、母親の出身地で

親戚はもとより、親戚同様のお付き合いをしてきた方たちもたくさんいます。

先日、「ときこおばちゃん」「たつき兄ちゃん」「ひでき兄ちゃん」達のところに

中学生以来、28年ぶりに合いに行きました。

小さい頃に、超合金人形を買ってくれたり、プラモデルを一緒に作ってくれたり、ギターを弾いてくれたり、空手の真似事に付き合ってくれたり

懐かしい思い出がたくさんあり話し始めたらきりがない・・・。

いぜんは、お墓の裏におばちゃんの家があり

・・・離のトイレに行くのが怖くて怖くて。

なぜか、トイレに貼ってあった「ちょっとエッチなグラビアポスター」も、子供の私には「グロテスクな怖々としたもの」でした。

ずっとトイレに行くのがいやで、皆で銭湯に行ったときに漏らしてしまった事もありました。

今、私がたくさんの親戚や両親の若い頃の友人の方々とお付き合いできるのは両親のおかげです。

両親の記憶のおすそわけを貰い楽しい時間を過ごしました。

4月 24 2011

・・・季節はずれ。

雨の中、ずぶぬれで新緑の撮影に・・・。

不思議なことに、今頃満開のソメイヨシノを大阪で発見。

そして、サザンカ!

よくよく観るといたるところに季節外れの花々が咲いていました。

三月から四月にかけて、なにかと落ち着かない日を過ごしてきたせいかもしれませんが

あらためて周りをみてみると何か微妙に世の中が変わったような気がします。

3月 31 2011

・・・ブラックアウト。

不幸にも予期できない天災によって、国内外で災害にあわれた方々がいて

・・・命の大切さを、たくさんの人が考えている時に・・・。

「幼児・児童の虐待」や「ひき逃げ・強盗殺人」など、のニュースが相次いでいます。

・・・気持ちがブラックアウトしてしまうことばかりです。

なぜ、人が人を殺すことがなくならないのでしょうか?

なぜ、飲酒運転がなくなりませんか?

親の愛情を欲している子供が、親に殺されてしまうのでしょうか?

暗い中に光が見えますか?

・・・・・・。

2月 28 2011

時間の力

大阪の新世界。

通天閣の周辺は25年前くらいはなかなか一見さんの近寄りにくいディープな大阪スポットでした。

実際、初めて大阪(天王寺)に来た18歳のころは・・・

というか、初めての大阪が25年前の通天閣周辺というのも根性ものなんですが

「石を投げれば、横山やすし!」的な「ちゃきちゃきの大阪弁」と「パンチパーマ」に圧倒されていました。

最近では、大阪出身の有名人の方々のおかげもあってか、すっかり家族連れでにぎわう大阪の顔ですね。

25年って4分の1世紀。

時間力はすごい!

1月 15 2011

・・・神様?

寒中お見舞い申し上げます。

新年も明けて二週間がたち参った参った・・・。

9・10日は「今宮戎」、11・12日は「住吉大社」、そして15日は「阿部野神社」・・・。

それぞれ、「商売の神様」・「商売+子宝」・「芸能」の神様に、ご挨拶。

いちばん記憶に残った出来事は、住吉大社での出来事。

大阪の「住吉大社」は「一寸法師」のお話の発祥の地らしく「子宝」の神様を祭っているとのこと。

今まさに、嫁さんにお願いして「ストライク3?」を狙っている私にとって格好の神様でした。

そんな「住吉大社」で・・・。

「一寸法師」のお話発祥の地「種貸社」で、和装に身を包んだかなりご年配の男性が私の背後にこられた時に無意識のうちに先を譲りました。

そのご老人は「とても熱心にお参り」されていました。

去り際にふと、振り返り!

そのご老人は「・・・今日は、・・・初辰さんでしたかな?」と一言。

「いいえ、・・・初辰さんは明日のはずです」と私。

「・・・ありゃ、一日間違えましたか・・・?」と、ご老人。

「・・・」の私。

そのあと一日早いけど、私も「初辰さん参り」しました。

もしかしたら、神様が「初辰さん参りにおいで」といってくれているようでした。

「ご老人」が神様の化身にみえました。

12月 30 2010

だだひたすら。

今年のあわただしかった一年の締めくくりに・・・。

今年、自転車でこけた息子・・・(過去のページ「雨上がりの朝」参照)と、ゲームセンターに行き、娘(3歳)のために「飴玉」と「プッチョ」をとりまくること・・・ただひたすら。

つかの間の自由な時間を満喫して獲得した「飴玉」と「プッチョ」を鷲掴み!

お正月の「おせち」には特別にお菓子の「おせち」でもつくりますか。

・・・いくらお金を使ったかは・・・、考えないことに。

皆さん、よいお年をお迎えください。

11月 15 2010

・・・まどろみの・・・。

ポカポカと温かい秋晴れの日にピンホールを持って京都の町をウロウロと仕事?

今の季節は気持ちをスローテンポにして世の中を観察すると心地いい。

小さな川でチラチラと揺れながら光る太陽の中に何か見つけたような・・・、無いような。

で、しばし撮影をすることに。

「何かいるんですか?」

「何を撮影しているんですか?」

の質問の声。

「・・・、・・・、・・・、・・・え!」

ここからは「心の声」

「毎日のあわただしい生活の中から、現実逃避をしたいと思って・・・中略・・・をイメージしながら撮影することで心象スナップ撮影の・・・略。なんて難しいことは考えてはいない」

「心の声」終わり

出た言葉

「・・・微睡んでしまいそうな・・・、秋の光」

まわりの人の反応

「・・・???」

心の中で

「・・・駄目ですか?」

ま‐どろ・む【微睡】-日本国語大辞典

眠気を催してちょっとの間浅く眠る。とろとろと眠る。うとうとする。
10月 01 2010

・・・気「蛾」つけば・・・。

気がつけば季節の移り変わりを感じることなく秋になってしまいました。

なんとなく、九月がなかったような・・・。

・・・確かに、なかった。

うん・・・無かったことにしよう。

何日か前の夕食時に、娘の「はーちゃん」(昨日で三歳になりました)が

天井を見上げて「・・・シャァー!・・・シャァー!」と

なにやら怪しい光線のようなものをだしているようなしぐさ。

みあげると、食卓の上の電灯に「蛾」が・・・!

こんな時には、さすがは頼れるお父さん!

「みんなは、さがっていなさい。」

「あまり、蛾を刺激しないように!」

・・・と、

自分の作業場から「黒い鉄のパイプのようなもの」を持ってきて・・・。

その上に、なにやら「黒い大きな塊をのせ」・・・。

これでもか!これでもか!これでもか!

・・・・と・・・・写真を撮りまくる。

嫁さん曰く、「・・・ハジマッタ・・・。」

お父さんが、蛾を撮影し終わるまで家族はしばらくの間夕食を食べずに我慢したのでした。

写真がうまくなるためには・・・、「よい家族に恵まれること」