11月
28
2009

・・・曲がった矢印、・・・曲がった人生・・・でも光ってる。

・・・三角だけ仲間はずれ、でも光ってる。

最近、・・・薬用シャンプーで洗髪している田邊の頭は・・・光ってない。
西宮市大谷記念美術館で開催されていた蜷川実花展(地上の花・天上の色)にいってきました。
・・・・・・!!!。
会場に入るとまず彼女の作品の色彩が右脳に直撃!
周りにいた若い女性たちからは「うわぁ~!きれい!}の感嘆の声・・・。
一緒に田邊も・・・「・・・うわぁぁぁ~!・・・きれいぃぃぃ~!」
さらに彼女たちからは「きゃぁ~かわいい~!」
田邊も負けじと「・・・きゃぁぁぁ~!・・・かわいいぃぃぃ~!」
・・・郷に入れば郷に従え・・・です。
蜷川実花という一人の女性の陰と陽の世界がよみとれる深いものでした。
あの色使いも並の写真作家に出来る事じゃありません。
「インパクトありました!」
作品鑑賞の基本は、身構えることなく受け入れること。
理解しようとせずに、感じること。
何が写っているかではなくて、目の前の作品から想像・連想すること。
面白いと感じたことは、吸収して自分の作品に置き換えて生かすこと。
やってはいけないことは、否定。
はじめから否定してしまうと、いいものを見失ってしまいますよ!
会場で頭をかかえていたオジサン達がんばりましょう。
赤いカバン持って、ピンク色のシャツに黄色のネクタイ、水色のパンツはいてみますか?
そうすれば道は開けるかも。
・・・・・・って、ほんとかなぁ・・・?
田邊の財布、キーホルダーの色は・・・赤!
この一週間平均して500x5
11月
21
2009
・・・何年振りだろう?
大阪は富田林に行ってきました。
学生時代・芸大勤務時代によくかよったところ、いわば田邊とっては昔の庭みたいなところです。
・・・で、写真は・・・。
「何とってるんですか?」
「・・・まる・・・が・・・」

「????・・・・いやぁ~、目の付けどころがやっぱりちがうわ~!」
「・・・。」(・・・いや、ただのまるです・・・これ撮っといたらなんかいいことあるかな?って・・・ただそれだけです)
「いやぁ~、さすが!・・・いい木目ですね~!」
「・・・。」(・・・さんかくです)

「木目、わたしも、撮っとこ!」
「・・・」(・・・さんかくです)
「うわぁ~きれいですねぇ~!」
「いいですね、影絵のせかいですね!」(さすがに、しかくですとは・・・いえない)

結局は、・・・まる・さんかく・しかく・・・・・・です。
いいんです!
これが基本なんです!
スナップ写真は、被写体探しがすべてです。
何か特別な出来事なんて、そうそうあるはずもありません。
だから、たんたんと、ただひたすら、「まる・さんかく・しかく・あか・あお・きいろ・・・」を探して歩きます。
「探すこと・感じること・想像すること」これが、スナップ写真撮影の基本です。
・・・そして、・・・これを続けていたら、・・・きっといいことがあると「信じること」これが大事。
曖昧な記憶は、・・・つづく。
11月
16
2009
大阪箕面公園にいってきました。

前の晩に、終電がなくなるまで飲んでいたので・・・寝起きにかるい4801状態。
途中の電車の中で、隣に座ったおじさんに話しかけられました。
以下会話
おじさん 「紅葉の撮影ですか?」
田邊 「・・・はい。」(あ!デカイ三脚とカメラバック迷惑だし、目立つよなぁ)
おじさん 「最近の紅葉は、なんですなぁ、あの~・・・、葉の形も、その~・・・。」
田邊 「・・・、たしかに、その傾向はみられるかもしれませんね。」(丁寧に)
おじさん 「デジタルですか?」
田邊 「・・・はい。」(・・・このおじさんは、フイルム派か?)
おじさん 「しかしデジタルは、なんですな、その~色再現性がフイルムに比べて・・・。」
田邊 「・・・・・・。」(・・・やはり、反デジタル派、しかも、PCが苦手と推測)
おじさん 「でも、なんですな、50Dまぁくつうの描写力はすごいですな!」
田邊 「・・・そ、そうですね。」(・・・50Dまぁくつう???新製品?きたことないぞ、もしかして、このおじさん何年か後の未来から田邊に新製品の情報を持ってきてくれたタイムトラベラーか?)
おじさん 「私は、あのぅ~、F6にベルビア50で、そのぅ~・・・。」
田邊 「・・・。」(・・・現行販売の機種の話に戻ったぞ、未来人じゃないのか?)
おじさん 「・・・、デジタル写真はたくさん撮れて写りもきれいだし、誰にでも簡単に・・・ですな。」
田邊 「そうですね、そこがデジタル写真のいいろころですね。」(・・・おじさん、デジタルのイイとこ知ってるじゃん!でも、誰でも簡単にすごい写真撮られちゃうと私、仕事がなくなるんですけど・・・)
おじさん 「・・・ただ、フイルムでの撮影とは違ってその~・・・、一枚一枚の写真撮影の丁寧さが今ひとつ・・・ですな。」
田邊 「・・・いや!そんなことはありません!・・・確かにデジタル写真は、露出がある程度アバウトでもPCで処理すればなんとかなりますが、撮影の段階できっちりと露出あわせをしておかないと最高画質はえられませんし・・・。色の再現性に関しても・・・中略・・・です。}(・・・爆発・・・!)
おじさん 「・・・・・・、写真を職業にされてる方ですか?」
田邊 「はい!」(目をあわさずに、まっすぐに前を見て・・・大きくうなずく)
・・・気まずい空気が電車内に広がってゆく・・・。
・・・・・・箕面駅到着。
昨日しこたま飲んだので田邊このとき、まだ4801。
11月
12
2009
二日間の音信不通状態・・・。
これまでのことや、これからのことを考えるいい時間でした。(500x22+α)
おきては「グビッ」また寝ておきては「グビグビッ」。だんだんと、記憶が曖昧になっていく中、せっせとデジタルピンホールのスポッティング作業をしてました。

ピンホール写真は、パンフォーカスといって被写体の距離に関係なく写真全体にピントが合ってしまいます。
・・・ということは、当然撮像素子の上のホコリにもきっちりピントが・・・。最初はめんどくさかったこのホコリを消す「スポッティング作業」
なれてくると、ロールプレイングゲームで敵を倒すような感じで「この!・・・エイヤぁ!」って感じで楽しくなってきたりして・・・。
これも、師匠が音信不通のおかげです。
「面倒くさいことをコツコツとやるべし、さすれば道は開けよう!」
お師さんありがとうございます。あなたは昔から写真のことは一度も教えてくれませんでしたけど・・・!
あなたのそばにいた4年間、結果たくさんのことをおそわりました。今回も、それですね。
・・・、って前向きに考えていないと・・・。
このままでは、ただのお酒を飲んだくれただけの・・・
「音信不通+自宅待機+500x22+α=4801」じゃん!!!
日記 | 写真家 田邊 和宜 |
音信不通・・・、そして・・・、・・・=4801? はコメントを受け付けていません
11月
09
2009
7日、8日と西宮の白鹿酒造でキヤノンフォトフェスティバルのワークショップでした。
なんとそこで実現したのが・・・、
あのイメージ・モンスターEOS7Dと、ナベノン・アバウトf220Gold(7Dのフランジバック44ミリ、針穴径0.2ミリと仮定)のコラボ。正確なフランジバックは調べときます。
ISO感度を1600まであげて、気合の自力手ぶれ防止・・・。
和服のモデルさんをパァッ~シャリ!
「何ですか?・・・それ?」「それで、写るんですか?」
鋭くキツイ言葉が、タナベの打たれ弱いハートに突き刺さります。
二度、三度と・・・。
午後からのプリントワークのセミナーで、セピアプリントに仕上げて・・・モデルさんにさしだすと。

おそらく初めて見るであろう自身のピンホール写真に・・・、表情が・・・
・・・「なんか写ってますね」的な反応。
「ポコッ・・・ポコポコ。」
胸の中で何かが凹む・・・音がしました。
ナベノン・アバウトf220Goldよ、お前のせいじゃないんだ私の自力手ぶれ防止機能がうまく機能しなかったんだ。この「曖昧さ」これでいいんだ!でも・・・。今になって思えば、会場のフルハイビジョンモニターに映し出されていたピンホールデジタル映像が、むなしく脳裏をよぎります。会場にいらっしゃったメーカ、スタッフの方々の笑顔の奥の黒い瞳は・・・、笑っていなかったような・・・、気が・・・。でも、手持ちですよピンホールで、f220・1/4secです。がんばりました。
ニューヨークから恩師がくるとのことで空けていた今日からの4日間も・・・。恩師からは、連絡無し。そうです、師たるもの弟子にはこうでなくては・・・、「音信不通」「自由人」。
白鹿酒造さんから頂いた酒はある。休みもある。・・・ということは!
さてと・・・、飲みますか。今からスパー玉出に酒の肴でも買いに行きます。
師が師なら、弟子も弟子。音信不通にはいります。もうすでに、500x4。
今夜の夜は・・・ながくなりそう・・・。
この「曖昧な、記憶」の美学のゆくすえは・・・。
・・・明るいのか?
・・・後で考えよう、うん。